2023.07.19

新たな体験価値創造の現場にいることがやりがいに

WHO ARE YOU? MTC 上席研究員/テクノロジスト
目黒 慎吾

Q-1
ご経歴を教えてください。
A-1
ロンドンでFilm Studiesの修士号を取得後、2007年に博報堂に入社しました。初めは企業ブランド広報、中国やロシア圏での海外デジタルマーケティング業務に従事していましたが、2018年から実空間(フィジカル空間)とサイバー空間とが融合した‟サイバーフィジカル空間”における次世代サービスUXや体験デザイン、コミュニケーションの将来について研究しています。
Q-2
今の領域を仕事にしようと思ったポイント/理由を教えてください。併せて、なぜ博報堂にしたのか、教えてください。 
A-2
博報堂を選んだ理由は、映像メディアに興味があったからなのですが、コンテンツ制作の現場やメディア自体よりも、生活者を起点に広く“メディア環境”の進化に向き合えるのではないかと考えたからです。
Q-3
仕事内容や課題を教えてください。
A-3
XRやメタバースなど、生活者にとって新たなインターフェースとなり、コミュニケーション空間ともなる先端技術の研究です。AIやWeb3とも関連しながら、この領域から将来の生活者像について考えています。
Q-4
どんなチーム体制/チーム員と仕事をしているか教えてください。 またその時のご自身の役割を教えてください。
A-4
サイバーフィジカルやXR、メタバースをキーワードとした研究チームのリーダーをしています。チームは、さまざまなスキル・バックグラウンドと視点を持ったメンバーで構成されています。互いに足りないところを補い合いながら、真摯にテーマに向き合い、学び合う環境があります。
Q-5
仕事の醍醐味ややりがいを教えてください。
A-5
技術の進展がとても早い領域ですので、技術理解のキャッチアップや、生活者に与える影響の予測についても、専門部署の役割は大きいと考えています。これから私たちを取り巻く情報環境・生活は劇的に変化します。その変化の局面に立会い、新たな体験価値創造の現場にいることをやりがいに感じています。
Q-6
仕事をする上で必要なスキル・要素を教えてください。
A-6
まずは、“知らないものを学ぼう”とする好奇心でしょうか。現代の情報社会を読み解き、新たな技術を理解した上で再構築する“人文知”のようなものも必要です。また、この領域は自分たちチームだけでは研究すらおぼつきません。他部署・他部門、外部のパートナーとのコミュニケーション能力も重要だと感じています。
Q-7
会社やチームのカルチャー・働き方を教えてください。
A-7
博報堂は創造性と革新性を重視するカルチャーがあります。誰もが横並びに、オープンなコミュニケーションを大切にして、互いの意見を尊重していると感じています。チームでもそれは変わりません。家庭の事情や健康状態などに応じて、またXR新デバイス/コンテンツ体験会など業務の性格も考えながら、オンライン/オフラインを使い分けて働いています。
Q-8
どのような成長環境や施策があるか教えてください。
A-8
社員のスキルアップを支援するさまざまな研修プログラム、新しい領域に挑戦する社内企業制度など、自己成長を追求する環境があります。研究部門では業界トップカンファレンスへの視察や、出展・参加なども多く行っています。
Q-9
今後のキャリアビジョン、意気込みを教えてください。 
A-9
自分にとって先端技術について考えることは、自分を含む生活者の将来について考えることです。目の前には無限の可能性と共に、社会実装・文化的受容に向けた業界ガイドラインや法整備、標準化も含めて一面の原野が広がっています。まずはできるところから、この業界と技術の適正な進展に貢献できればと考えています。
Q-10
新しい仲間に向けて熱いメッセージをください。
A-10
新しい技術、そして生活者に対する深い洞察から、10年先の社会やコミュニケーションの将来について考える仕事です。多様な視点が、豊かな未来を紡ぐと思っています。新しい仲間と出会えることを今から楽しみにしています。