2021.10.12

新しい買い物体験の構想と実装にチャレンジし続ける

眞口 健司(※写真右)
博報堂DYメディアパートナーズ プラットフォーマー戦略局 グループマネージャー

李 眞煥(※写真左)
デジタル販促プロデューサー
博報堂DYメディアパートナーズ プラットフォーマー戦略局 


マーケティングのDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みにおいて、比較的後発で進んできたのが販促領域です。しかし最近になって販促のDXが一気に進行し、その仕事を担う役割が必要とされるようになってきました。それが「デジタル販促プロデューサー」です。博報堂DYメディアパートナーズの中で最も新しいポジションの一つであるデジタル販促プロデューサーの仕事について語ってもらいました。

 

販促のDXによって新たに生まれたポジション

─これまでの仕事の歩みをお聞かせください。

眞口

2006年に新卒で博報堂DYメディアパートナーズに入社し、最初はマスメディアのバイイングやプランニングを担当する部署に所属しました。デジタル領域の業務に携わるようになったのは2013年からです。デジアルメディアのセールスプランニングなどを手がけ、セールス側のマネジメントも経験しました。3年ほど前に現在のプラットフォーマー戦略局所属となり、様々なプラットフォーマーの資産を活用して価値を生み出す仕事を担当しています。

 

僕は2012年に博報堂DYメディアパートナーズ入社し、新聞局、マスメディアとデジタルメディアの両方を手掛ける統合プランニングの部署を経て、現在は、眞口さんと同じプラットフォーマー戦略局で、プラットフォームを活用したデジタル販促に関わる仕事を担当しています。

 

─デジタル販促プロデューサーは、最近できた新しいポジションです。このポジションの役割についてご説明ください。

眞口

プラットフォーマーがもつインセンティブ提供の仕組みなどを活用して、クライアントの販促の仕組みをつくったり運用したりするのが主な役割です。デジタルを中心にした販促活動全体の設計を支援しています。

─このようなポジションが必要とされるようになった背景についてもお聞かせください。

マーケティングのDXが進む中で、広告、購買プロセス、CRMといった領域のデジタル化が実現してきました。一方、販促のデジタル化は遅れていて、マーケティングファネルの中で販促だけがDXから取り残されている状態でした。

しかし最近になって、ようやくデジタルテクノロジーを活用した販促活動が実現できるようになりました。そこで、新しい領域である「デジタル販促」をリードする役割が必要になったということです。非常にホットで、これからどんどん重要になっていくポジションだと思います。

 

大きな視野をもって働けるのが博報堂DYグループの魅力

─デジタル販促プロデューサーを担う人材には、どのような要件が求められますか。

眞口

広告会社での経験やメディアの知識がはじめから必要なわけではありません。むしろ、流通・小売に関する知識やネットワークがあることが求められます。博報堂DYグループ内には、そのような人材がまだまだ不足しているからです。

もう一つ必要なのは、「世の中にこういう新しい買い物体験があったらいいな」「買い物体験をこういうふうに改善したいな」といった構想ができて、それを実現しようとするチャレンジ精神があることです。

流通・小売に関する専門性と、チャレンジングなマインド。その2つを掛け合わせることができる人に、ぜひ僕たちの仲間になってほしいと思っています。

「デジタル販促」はこれまでになかったカテゴリーなので、誰でも新しい「旗」を立てられます。「これは自分の専門分野である」という旗です。

レシートを使った販促施策、画像解析、コンビニ業界など、いろいろな切り口の専門性を自分でつくっていくことができるわけです。「自分の旗を立てたい」と思いがある人たちに、ぜひ採用に応募してほしいですね。

 

─やはり、デジタルやテクノロジーのスキルは必須なのでしょうか。

眞口

それも必須ではありません。しかし、そのスキルを身につけようという前向きな姿勢は必要だと思います。

─博報堂DYグループに入ることで、どのような自己成長が期待できそうですか。

眞口

デジタルマーケティングのスキルを確実に得られることが一つ。それから、販促活動全体を俯瞰したプロデュースのノウハウを身につけることができます。より広い視野をもって働けるようになることが、博報堂DYグループに入社する大きなメリットだと思います。

クライアントや流通・小売のニーズに応えるだけでなく、販促以外の領域のことも考えながら、トータルな戦略を描けるようになりますよね。いわゆる「作業」としての仕事ではなく、よりクリエイティブな働き方ができるということです。

─これまでキャリア入社した人はデジタル販促の現場でどのように活躍していますか。

販促代理店、印刷会社など前職はさまざまですが、みんな中心メンバーとして活躍しています。もともとデジタルやマーケティングのことがわからずに入社した人でも、社内の営業担当やクライアント、流通の皆さんから頼られる存在になっていますね。

 

生活者の行動を促すのが販促の役割

─デジタル販促プロデューサーの具体的な仕事の内容をお聞かせください。

眞口

クリエイティブによって生活者の心を動かすのが広告の役割だとすれば、その先で具体的なアクションを促すのが販促の役割です。電子決済時に付与されるポイントなどを上手に活用しながら、生活者のアクションを促し、購買してもらい、さらにその後も継続していく関係をつくるためのいろいろな仕掛けや仕組みを考えるのがデジタル販促プロデューサーの仕事です。

一方、僕たちが向かい合うもう一つのプラットフォームが流通・小売です。「メディア」として機能している各プラットフォーマーと、「流通・小売」という各プラットフォームをつなぎ合わせながら、クライアントの売上を最大化していかなければなりません。例えば、飲料などのペットボトルを購入して、ボトルに貼付されているシールを読み取るとポイントがもらえる、といったキャンペーンを企画すれば、小売、プラットフォーマー、飲料メーカーのいずれにもメリットがありますよね。そのような仕組みづくりをいつも考えています。

─それぞれのプレーヤーとの対話が重要になりそうですね。

そのとおりです。クライアント、プラットフォーマー、流通・小売の皆さんと話し合いながら、それぞれが求めるものや課題をしっかり把握する必要があります。それだけでなく、クリエイティブなどの社内のメンバーとの対話も重要です。人を動かす「燃料」となるのがクリエイティビティで、そこに博報堂DYグループの強みがあります。クリエイティブとソリューションを掛け合わせて、僕たちにしかできない新しいデジタル販促の仕組みをつくっていくところにこの仕事の面白さがあると感じています。

 

博報堂DYグループは「何でもできる会社」

─デジタル販促チームは、「チームの雰囲気がすごくいい」と評判です。

新しい領域なので、みんなの関係がフラットだし、誰でも自分の意見が言える雰囲気がありますね。リーダーはもちろんいますが、リーダーからの指示を待つのではなく、それぞれが自分に寄せられる相談に応じて自由に動くという感じです。

働き方に関しても、現在はテレワークが中心ですが、リアルなミーティングが必要な場合は、メンバーみんなで集まって、とことん話し合います。柔軟な働き方を自分たちの意志で実現できることも、このチームの大きな魅力だと思います。

眞口

デジタル販促は成長市場ということもあって、新しいことをやりたいという人が多いですよね。自分の強みが何かを考え、周りのメンバーを巻き込みながら強みを発揮していくことで、成果を確実に生み出すことができる。そんな環境があるので、みんなすごくポジティブに働いています。

─博報堂DYグループ自体の魅力については、どう感じていますか。

「何でもできる会社」だと感じています。仕事の内容は多種多様だし、力になってくれる仲間もたくさんいます。「こうやったらもっといいものができる」という発想があれば、それを実現できる体制が社内にあるし、実現できたときは本当に楽しいですね。

僕はこの会社に新卒で入る前にOB・OG訪問やインターンを経験したのですが、そのときにも「すごく楽しそう」という印象がありました。中には、ずっとアイドルの話ばかりしているOBもいましたが(笑)、そういう人でも素晴らしい仕事の成果を出しているわけです。

自己決定できることが多いと幸福度も高くなると言われていますよね。仕事ですからもちろんいろいろな制約はありますが、その中でどう自分が動いて成果を出していくかは自分で決めることができます。だからストレスがあまりないし、一人ひとりの幸福度も高い。そんなふうに僕は考えています。

眞口

僕がこの会社に入って思ったのは、「日々の小さな幸福」をつくるのがうまい人がたくさんいるな、ということです。僕自身はかなりネガティブな人間なのですが(笑)、小さな幸福をつくる人たちと一緒に働いていると、すごくポジティブな気持ちになれるんですよね。この会社に入れば、日々の仕事の中でどんどんポジティブになれる。そんなふうに思います。


 


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