2021.07.05

「DXのど真ん中」で多種多様なチャレンジができる

金子明彦
デジタルマーケティングプロデューサー
博報堂 マーケティングシステムコンサルティング局


デジタルマーケティングプロデューサーは、クライアントのDX支援の多様な要件をまとめ上げるプロフェッショナルです。マーケティングやデジタルに関する知識だけでなく、さまざまな専門家を束ねるコミュニケーション力が求められるこのポジションを率いるマーケティングシステムコンサルティング局の金子明彦に、仕事の内容と醍醐味について聞きました。

 

「ツールニュートラル」が博報堂の大きな強み

─博報堂に入社するまでの歩みをお聞かせください。

最初に就職したのは銀行で、融資などの仕事を3年くらい担当しました。もともとデジタルビジネスに興味があったので、その後、ECプラットフォームの会社に転職して、店舗の新規出店支援やデジタルマーケティングの部門で働きました。それが今に至るデジタル領域のキャリアのスタートでした。

次に転職したのが、デジタル専業広告会社です。デジタルマーケティングのことをもっと勉強して、多くの企業を支援したいと考えたのが転職の理由です。さらにその後、博報堂DYグループでデジタルコミュニケーションを手がけるスパイスボックス、それからもう1社別のデジタルビジネスの会社で働いて、2016年4月に博報堂に入りました。

─いろいろな会社で働いた経験は、今の仕事にどう活きていますか。

仕事へのハードルをあまり感じないところ、どんな案件にも積極的になれるところですね。領域を限定せずに、柔軟な働き方ができていると自分では思っています。

─様々な会社の内情を見てきた立場から、博報堂の魅力や特徴についてご意見をお聞かせください。

今の私の仕事で言うと、システムやツールに対して常にニュートラルな立場を保っている点が博報堂の強みであり魅力であると思います。クライアントのDXを支援する際に大切なのは、システムやソリューションありきで動くのではなく、マーケティングなどの課題がまずあって、それに対して最適なツールを選ぶことです。クライアントの課題をしっかり把握すること。それを解決するための本質的な提案をすること。それが何よりも大事で、ツールはあくまでも課題解決の手段です。そういうスタンスを保ちながらデジタルビジネスに取り組んでいる会社は、実は意外と少ないんですよ。

 

DXを確かな価値に結びつけていく

─デジタルマーケティングプロデューサーという仕事の役割についてご説明ください。

ご存知のとおり、コロナ禍の影響もあって、DXは世界中の企業にとって喫緊の課題となっています。DXには、システムの導入や構築だけでなく、組織体制や業務フローの改善、あるいはブランドやマーケティングそのものの見直しまでが含まれます。博報堂にもDXを支援してほしいというご相談が多数寄せられていますが、相談の内容は非常に多様で、かつ高度なスキルを要するものもあります。

デジタルマーケティングプロデューサーの一番の役割は、DXに関するそういった多様で高度なご要望に的確に対応することです。クライアントの課題をヒアリングし、問題点を整理し、グループ内外の専門スタッフを組織し、最良のソリューションをご提案する──。その一連の作業のまとめ役がデジタルマーケティングプロデューサーです。

─なぜ、DXに関する相談がコンサルティングファームやSIerではなく博報堂に寄せられるのでしょうか。

DXの重要な作業の一つにデータ統合があります。企業内のいろいろな部署に散らばっているデータを集めて、一元的に運用できる仕組みをつくる取り組みです。しかし、データは統合しただけでは一円にもなりません。統合したデータをどのように活用し、どのように価値を生み出していくのか──。そこまで設計しないと意味がないわけです。

博報堂の強みは、そのような価値設計をするマーケティングやクリエイティブの力です。これによって、DXをビジネスの成果に確実につなげていくことができる。それが、博報堂が選ばれている理由ではないでしょうか。

 

「答えのない仕事」の中で自分の力を発揮する

─デジタルマーケティングプロデューサーには、システムに関する知識も求められると思います。そのような知識はどうやって身に着けたのですか。

データ分析の業務を通じて学んだことが多いですね。もっとも、私は大学時代文系で、営業の仕事をしていた時期も長いので、システム開発のプロというわけではまったくありません。デジタルマーケティングプロデューサーに求められるのは、むしろクライアントのマーケティング課題をしっかり把握する力であり、その課題解決に必要なツールについておおよその見当をつけられる力です。それさえあれば、あとはツールの専門家に聞けばいいわけですから。デジタルマーケティングプロデューサーは、システムの専門家でなくても十分に活躍できるポジションと言っていいと思います。

 

─では、どのような人がとくにデジタルマーケティングプロデューサーに向いていると思われますか。

マーケティングやプロモーションなどの業務に携わった経験のある人なら、仕事を覚えるスピードも速いと思うので、短期間で活躍できるようになると思います。それに加えて、システムエンジニアリング系の知識があればなおよし、という感じではないでしょうか。

素養として最も求められるのは、コミュニケーション力ですね。デジタルマーケティングプロデューサーは、クライアントのヒアリングをしたり、解決策を提案したり、社内でたくさんのメンバーと話し合うことが求められる仕事です。コミュニケーションに自信のある人は、ぜひこのポジションにチャレンジしてほしいと思います。

─仕事の進め方についてもお聞かせください。

 いろいろなケースがありますが、大きくは3つのパターンに分けられます。クライアントからご相談をいただいて、営業担当と一緒にヒアリングから帯同するパターン。それから、「クライアントに自主提案をしたいので、チームに入ってほしい」と営業担当から依頼されるパターン。もう1つ、月に2、3回営業向けの社内セミナーをやっているのですが、そこから案件が生まれるパターンもあります。

─現在、デジタルマーケティングプロデューサーのポジションにはどのような人たちがいるのですか。

 30代半ばくらいの人が多く、ほぼ全員がキャリア入社です。バックグラウンドは多種多様で、そのぶんいろいろなアイデアが出てきますし、社外の人脈も各人で持っていますので様々な情報が飛び込んできたりしています。互いに刺激を受けることも多いですね。有難いことに案件数は日々増えておりますので、マンパワーを充実させる意味でも、このポジションにどんどん応募してほしいと思っています。最近は特にデジタル広告やCRMの相談が多いので、知識や経験がある人には仲間になってほしいですね。

─仕事の醍醐味をお聞かせください。

マーケティングシステムコンサルティング局は、博報堂DYグループにおけるDXの取り組みのど真ん中で活動している部署です。ど真ん中にいるからこそ、いろいろな新しい情報が入ってくるし、どんどん新しいことにチャレンジできる。それが一番の醍醐味です。

DXに正解はありません。業界、企業、部署などによって求められることは千差万別です。だからこそ、クライアントや社内の仲間と一緒に方向性を模索しながら、最適解を見つけ続けていかなければなりません。「答えのない仕事」の中で自分の力を発揮でき、成長できること。それもまたこの仕事の面白さです。

─最後に、求職者の皆さんへのメッセージをいただけますか。

今DX人材は圧倒的に不足しています。逆に言えば、誰もがDXのプロになれるチャンスがあるということです。デジタルビジネスの領域で自分の実力を試してみたいと考えている人は、ぜひ博報堂に来てください。活躍できる場面はたくさんあるはずです。


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